2008/02/19

『DREAMGIRLS』 ビル・コンドン

Dreamgirls_2よくわかんなかった。
だれが誰やら、なにがなにやら。


何を、誰を観ればいいのかわかんなかった。
なんの物語だこれは。
何を感じればいいのやら。

一時間を過ぎたくらいから
もう飽きてしまって飽きてしまって
気を散らしてるうちにもう何がなにやら。
登場人物すら把握できなくなってしまった。
映画の中でどんぐらいの時が経ったのかも分からんし。

エディ・マーフィだけが良かった。
エディ・マーフィって認識しないで観てたけど、
観終わった後にエディ・マーフィの文字を観て、
あぁ、出てるなら、あれか、あのひとだ、と。
それ以外に思い当たるわけがない。
歌を途中でやめていきなしソウルを歌い始めるとこ、
ベースとかサックスとか入れるやつね、
あのへんはいいなぁと思った。

でも観終わってからエディ・マーフィの役名を
ビリーだと覚えてたら、ジミーじゃん。
あたし気ィ散らしすぎだ。

あ、あと最初のほうでビヨンセが出てるのが分かんなかった。
ビヨンセ出てるはずだけどいなくないか?と。
でも歌ってるとちょいちょいビヨンセらしき声は聞こえる。
したら、いたのね、最初から。見事にモブ的に消えてるわ。
びっくりした。

しかも後半でビヨンセがフューチャーされてからも
なんかものすごく空虚な役どころじゃないか?
なんであの映画出たんだろ。
っていうかまぁ、空虚じゃない役が誰もいない気がするが。
結局、ゴタゴタの末、ステージ上での人生はスベテ失った、
っていうだけの映画な気がしたけど
それは曲解しすぎなの?



それにしても、うっかり映画館行かないで良かった。
レンタルですら勿体無いくらいだ。

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2008/01/10

『ナイト ミュージアム』 ショーン・レヴィ

Nightatthemuseum_2キョーミにまかせて映画館に観に行かなくて良かった★
つまんなかったとかじゃなくて。
レンタルの300イェンでジューブンだ。


嫌いじゃないんだけどね、こういうの。
ワクワクする感じの。
なんかこう、気楽に観れて賑やかな感じの。
最初にティラノザウルスが動き出したときに
ちょっと逃げ惑うハラハラっぽかったでしょ、
それ、あ、ちょっと嫌だな、って思ったんだけど
スグ展開が変わったし。
イロイロ可愛いんじゃないの。

でも、言わせて貰うならば
あまりに意図的な「イイ台詞」みたいなのが多すぎた。
でもコドモになら丁度イイのかもね。
あたしがイイ歳こいて観てしまっただけで。でも、それでも。
でも大統領のキャラクターは好きよ。
つまり、設定とかは好きなのに言葉がその良さをダメにしてるんだろうね。

この映画観ながらすごい思ったのは、
これ、音消して観たら何がなんだか分かんないなぁ、っつう。
言葉で進めようとしてる感。この映画だけに言えたことではないけど。
カット割りとか変えてるからパっと観なんとなく賑やかなだけで、
内容のある動きが少なすぎる。
空気が何ひとつ語らない。言葉が物語を進めていく。
あたしの好みと対極に位置する映画だわ。
でも、あぁ、そういう見方したらイカンのだろうなぁ。
誰かに「じゃあ観るな」って言われそう。

あのオッサン3人組も、もっと、なんつーか、
後半どうせホームアローンもどきみたくするんだったら
もっと徹底的にコミカルな感じでやってほしい。
こういう展開で悪役にファニーな感じ出せない映画ってあんまし好きじゃない。

あと、なんかイロイロあるんだけど何もない感じ。
テーマが多すぎるのもそうだけど、
ちょこちょこ教訓めいたこと言わせてる割には
観終わった後、結局、だから何?みたいな。
まぁ余韻を楽しむ映画でないのは百も承知だけれども。
食卓に並べられた料理の数々、しかし味付けは全て塩コショウ、つう感じ。
そんな大まかに量を大味で詰め込みすぎるくらいなら
もっと一個一個を美味しく描いてくださいよ、と。
ひたすらポップコーン食い続けるみたいな映画だわ。
その辺もまたコドモ受けはいいんでしょうけど。
特に害もないしね。

でもまぁこういう映画にイロイロ言うのもね。
テーマが多すぎるのも、この映画で一つ一つを掘り下げてじっくり、なんて誰も期待してないし。
流れに任せて軽~く観ないと。
その辺は『ネコのミヌース』とおんなしテンションで観なきゃならんのだろうけど。
でも素材として面白そうだから勿体無いのよ。
もっと出来るだろう!と。

最初の、館内放送のやつで遊んでるのとか
車の空気抜くときのあの引きと寄りとか
そこいらは結構好きな場面だわ。


あー、なんか真面目に感想書いてるのすらアホらしくなってきた。
でもホント、つまらないわけではないのよ。
コドモにならとてもイイのかもしれないし。



でもコドモ向け、って、誤魔化してイイってことではないでしょ。
コドモにとって本当にイイモノっつーのは
オトナにとっても本当にイイモノであったりするでしょ。
そういう意味で、なーんか、甘んじてる感が。
その辺がちょっとねぇ。。。

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2007/12/20

『舞妓Haaaan!!!』 水田伸生

61hplp6quyl_aa240_勿体無い!
せっかく面白いのに勿体無い!!!
あくまでもあたしの好みの上での勿体無さなんだけど。


もー、言わずもがな、阿部サダヲ!
素晴らしい!マーベラス!!!
元気だー、とか思って笑ってしまった。
ホント元気だ。
やっぱスゴイ、阿部サダヲ。
阿部サダヲが叫べば一気に映画のテンションが上がる。
すんばらしいね。

堤真一もとても良かった。
この人が人気あるのが分かるわ。今更だけど。
ちゃんと観たことなかったから知らなかった。
うん、この人はイイね。

あのテンションで素敵な俳優陣で華やかな展開で笑えて
もー、イイね! こういうノリだいすき!
最初らへんのとこ、ミュージカル部隊追い払った!!!(笑)
あれはすげぇ衝撃だわ。
映画におけるミュージカルの不自然さを逆手に取ったっつーか。
笑う。笑いますよ。
阿部サダヲいちーち面白いし。流石。


しかーし。
なんなんだ、あの中盤からのテンションは。
駒子の絡みのあたりから真面目っぽいエピソードの挿入とか。
あの辺から雲行きが怪しく。

こういう映画って、分かれると思うのよ。
大事なとこで、真面目に語る映画と、
最後まで、そらもう爆走し通す映画と。

あたしが好きなのは圧倒的に後者なのね。
真面目なんだったら真面目なやつが観たいから。
面白いの観ようと思って観てたら面白くて、
面白がって観てたのに真面目エピソード入ってきても。
しょーじき、めんどくさい。

しかも下手に真面目ぶっちゃったもんだから
恋愛がちょっと笑えないとこにきてしまってる。
好きか嫌いかじゃない、勝ちたいんだ、みたいなこと言ってたとこあったでしょ、
着物、どっちのを着るか勝負、みたくしてたとき。
あれ、ちょっと駒子が不憫になってしまって。
本来ならば軽い笑いで済まされるはずだったのに、
真面目エピソードとか入れられたせいでちょっと笑えない。

富士子ときっぱり縁切って的な流れんとこも、
そんなんしといて結局ラスト、あれでしょ。
恋愛テキトーな扱いでいいんならテキトーにしときゃいいのに、
ヘタにちょっと真剣味を足してしまったりしてたもんだから
ヒジョーに後味がワルイ。

結局、アベサダ、じゃない、公彦の役柄を、
恋愛に関しては真面目にしたいのかテキトーでいいのか。
富士子との障害としての駒子みたいに位置づけるには、
駒子に真剣みが強すぎると思う。
駒子が一方的に可哀想にならないために
堤真一(役名忘れた)との血の繋がり云々のエピソードを入れたのか?
だとするとすげぇジャマだ、一連の設定が。
駒子の設定が中途半端すぎる。
真面目な部分に触れたんなら中途半端に処理しちゃいかんと思うのよ。
笑えるもんも笑えなくなるわ。

富士子も縁切れとか言ったくせに
ちゃっかり公彦の台詞を回想して
結局ラストめでたしめでたし、でしょ。
誰一人一貫した態度を取ってない。軸が弱い。のだな。


というワケで、折角前半はすごい面白かったのに
監督が結局そういうのに落ち着きたいひとなのかしらね、
それともクドカンが基本そういうの書くひとなのかしら、
よく分からんけども、
ヒッジョーーーに残念な映画でした。


ここぞというときに爆走出来る監督であって欲しかった。
比較するワケじゃないけど、
そういう意味で『恋の門』はモノスゴイ素晴らしい。
…関係ないけど。
あぁいうノリでやれてれば、『舞妓Haaaan!!!』、とても好きになれたのに。
監督には、是非面白さの土俵の上で感動させられる技術を身につけて頂きたい。
真剣なシーンを挿入して感動も織り込もうなんて
そんなのは簡単なんだ、そしてそんな安易さに走らないで頂きたい。

あぁ残念だ。
そしてあたしは実は柴崎コウがどうしても好きになれない…。
残念だ。いろんな意味で。。。

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『大日本人』 松本人志

PhotoDVD出たからレンタルして観た。
やっと観れた。
意図的に情報を避けてきたから
イイ感じで観れた。
思ったより映画だったし
思ったより映画じゃなかった。


この映画に対して
松本人志の笑いを理解出来るか出来ないかっていうのを軸として批評するようなのはズルイと思う。
松本信者が得意気に語ると思うけど。
それじゃダメなんじゃないかと。
松本人志自身もそういうとこにもう飽きてるだろうし。
でもまぁ松本人志ってことで。


ラストびっくりしたー。
あれ、終わる?もしかしてコレ終わっちゃう??
あー、終わったー!(笑) と。
すごいな。なんつーか、コント魂が我慢ならなかったみたいな。
それまでが全部前フリのような。
笑撃だぁね。

流石に松本人志は上手いわ。
演技がじゃなくて、人らしく喋るのが。
ヒーローとしての孤独っつーのはすごいテーマだっただろうけど、
なんつーか、それよりもオッサン的おもしろさばっかり見てたわ。
おもしろいんだもの。全然流暢じゃない感じ。
「働くオッサン劇場」的でやりやすかったんじゃないかと。
やりやすかったっていうと語弊があるけど、
あぁいう、いちーちつっかかる細かさ好きなんじゃないかしら。

なんかいろーいろな問題が象徴されてるな、と。
大日本人としての問題じゃなくて、
ヒジョーに社会的な問題。伝統とか制度とか因習とか。
だからヘタすると社会派映画っつーことで収まってしまいそうな程に。
でも流石にそれに収まる人じゃないわな。
あと、テレビ的な事情とか。
あれは映画に必要だったっていうか、
松本人志自身がテレビの人だからこそな感じがする。

あと、忘れてはならんのが獣ね。
なんだっけ、『世界の珍獣』だっけ、食玩の。
あれとか、あと『図鑑』とか。
あぁいう想像性というか創造性というか、
流石よね。やっぱり。脳みそ丸出しな感じ。
そしてここぞというときにはやっぱり板尾が。
嬉しい。板尾万歳。

松本人志意外とロング似合うじゃないの…。
好きだ。ロング好きだ。わは。
髪切ったやつはヅラ感溢れるけど。
まぁそんなことはイイのさ。


結局、なんつーか、コントの延長というか、
そんなに悪い意味でではないんだけど。
笑える映画っていうよりは大規模なコントのような。
でも最初の方とかのだんだん大佐藤の背景が見えてくるような場面とか、
生活感とか、日常とか、そういったもの、
その辺は映画としてスゴイ好きな感じ。
流石に松本人志は間は絶対に外さないしね。
あたしの思春期は松本人志で育ちましたから。
感性まるごと依存しますから。

というわけで、面白かった。
「あぁ、超笑えた!!!」とかではなく。
松本人志の企画モノとしてみたいな楽しみ方でだけど。
基本「ごっつ」の人だよなぁとか思って嬉しくなったわ。


でも別に2作目を期待するとかではないな。
映画はコレでもういいんじゃん。
充分だし、これ以上開拓する必要もないと思うしね。

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2007/11/21

『悪魔のいけにえ2』 トビー・フーパー

51mv494dz8l_aa240__22とか続編は駄作が多いって言うけど
これは良いなぁと。好きな感じ!


卒論で『悪魔のいけにえ』を研究してる人がいて
その解説とか研究とか聞いてるウチに
2も観たくなってしまって、上映会をお願いした。
で、観たんだけど、面白かったよ!

『悪魔のいけにえ』は、なんつーか、あのドライブしてた若者たちの人物関係とかそういうのが良く分からないまま進んでって
あの一家もキャラクターとして個々が成立してはいるけど、
最低限の人物像しかないっていうか、
ホントに、出来事で進められていく感じ。それこそおとぎ話のような。
桃太郎の細かい心理描写、とかじゃなくて、
家を訪ねて、殺されて、また訪ねて、襲われて、逃げて、と。
そういう、まさに展開。
それが足りないっていうんじゃなくて、
そういう性格の映画、っていうハナシ。

でも2は、もっと人間的。人物が、それぞれちゃんと出来てる。
内容も、理由とか動機とかのある展開の仕方みたいな。

思ったのは、セルフパロディー的だなぁ、ということ。
前作との共通したエピソードの演出の仕方とか、動きの特徴とか。
人物像の増長のさせ方とか。
そんでやたらコミカルな感じになってるし、派手さも増えてる。
前作で引きが多くてクールな色調だったのが
2では寄りが多くて、意図的にキレイな画になってるし。
内容的なリアルさっつーよりは画的に魅かれるのを狙ってるような。
リアルさより、画を優先したセット。ガラっと雰囲気が変わってる。
これを同じ監督がやってんのか、と思うととても面白い。

ストレッチが穴から穴に移動するシーンとかも。
あの一家の「…ん?何、今の」みたいな、あぁいう見せ方とか。
グチばっか言ってるオッサンとか。
っつーか、チリ・カレー!まずそれが笑えるんだけど。
何回も「ふっ」って笑っちゃったよ。
そういう、面白さっていう演出で2を撮ってるのが
予想してた感じと全く違ってすげぇ面白かった。

レザー・フェイスがチェーンソーでストレッチの足をなぞるシーン、
あそこで初めてレザー・フェイスの性が目を覚ますっつーか。
前作ではそういうエロっぽさが全く無くて
それがまたあの映画の性格でもあったんだろうし
そういう意味であれは衝撃の瞬間だったわ。
しかも何あの後半の!キスした!!!(爆笑)
監督やりすぎじゃねーか?と思って笑っちゃったよ。
皮かぶせて踊るとかはさ、なんか、そういう感じじゃん、キャラ的に。
でもキスはさ! あれも衝撃だわ。

ラストの画も、「それ前作のレザー・フェイスじゃん!」みたいな。
結局最後は狂気的な被害者側、みたいな。
そういうのを予感させる、前作で言うひっくり返ったアルマジロとか、
2で言う、冒頭の、逆走で爆走な車とか、
そういう逆転みたいな根本はすっごい好き。

でもやっぱり前作の、引きの多いクールな感じとか、
あのひっくり返ったアルマジロとか、
目みたいな月とか太陽とか、
ガソリンスタンドの窓拭くじいさんとか、
あたしはあぁいう細かい挿入も好きなんだよなぁ。
多分真剣に観て考えるとするなら、前作の方がやっぱり良い映画だと思う。
でも、2として観れば、すごい面白い2になってると思う。
2が単体で成立するようなノリではないけど、
続編モノとしてはすげぇ出来が良いと思うのだが。

まぁレフティの復讐に燃える熱血っぷりとか
ストレッチとLGの「愛してる」とか
それはちょっと簡単すぎないですかと思わなくもないんだけど
それはまぁこのコミカルなノリで克服しましょう。


で、友人ちゃん曰く、3もあるらしい。
すげー観たいんですけど!
もう、2でこれをしちゃったら、次一体何をするんだ、っつう。
ラスト的には十分次にひっぱれる終わりだし、
でも、どう魅せるんだ?!と。

すっごい興味ある。観たい。これは是非観たい。
レンタルにあったら借りてきて観ようかな。
こういう感じなら一人でも観れる、気が、する。。。

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2007/10/11

『イン・ザ・プール』 三木聡

__こないだテレビでやってたから観た。
面白かった。好きですね。
好きだー!っていうより、
好きですね、って感じ。
うん。好きですね。


松尾スズキが。ハマリすぎてどうなのか。
違和感無さすぎるっていうか、
もうああいう役じゃないとハマらないんじゃないか、むしろ。
ああいう、なんか、居るだけで世界が出せるひとって、
映画ではものすごい重要だと思う。
…松尾スズキって本職は何なんだ?劇団か?

市川実和子、すごいタイプ。見たまんまタイプ。
「がびーん」の間は決して外してはならない。
好きな間だった。
松尾スズキと市川実和子の絡みが一番好きだった。

田辺誠一イイね。
「心配、御無用!」の言い方が好き。
『イン・ザ・プール』の文字の入り方も好き。
ここかい!と。キレイに、まー。

ただ、あたし、オダギリジョーの演技あんま好きじゃないみたい。
カタチがありすぎるっていうかなんつーか。
困ってるときに困ってる顔すんのが上手っていうか。
なんつーか、上手く言えんが、あんまし好きでは、ナイ。



こういう深刻になる気が無い映画って観てて気持ちイイ。
楽っちゃ楽なんだけど、楽っていうより、清清しい。
珍妙な感じを肯定するような優しさ。
温かい、なぁ。



…松尾スズキの可能性をもっと観てみたいな。
可能性って言い方も変か。守備範囲の広さ、とか?
DVD探してみよっかなー。レンタルで。

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2007/06/27

『CUSTOM MADE 10.30』 ANIKI

Custommade想像通りだった。
可も無く不可も無く的な。
それでも観たのは
民生だから。
それだけ。


市民球場のひとり股旅を
あたしはまだ全部観てない。
観るときはDVDを買うとき。
レンタルはするまいと、固く、心に。
だから『カスタムメイド~』は観たかった。

映画の内容は有って無きが如し。
薄いとかそういうんじゃなく、何コレ的な、どーでも良さ。
でもだからって映画に腹が立つでも無し。
これにそんな期待なんてハナからしてないし。
意味なんて求めなければ大抵するりと観れてしまうものよ。
歌いたいカエラ、ってだけ。
でもそれで充分でしょ。
多くを求める人は、コレ観ないと思うんだけどなぁ。

民生はすげぇ挟んでくるくせになんか繋がりの微妙な。
民生が本編でイロイロとマナモと絡むわけでもなし。
でもまぁコレでマナモが民生ファンとかそういうんでも気持ち悪いし。
一方的な、カエラ物語ってことでいいんじゃない。
だからジャケットに民生が写っているのは、うすら哀しいが。

あたしがカエラ物語って言ってしまうのは、
カエラは演技全然上手くないし、
マナモとイメージをダブらせるのも目的だろうし、
だから敢えて無理に分ける必要も無いと思う。
ということ。

そんな感じで本編は別にいいんだけど、
ちょこちょこ挟んでくる小ネタが非常に要らない。
これはホントにジャマ。悪質。
無い方がよっぽどイイ。
でもイロイロやりたいんだろうなぁこの人は的な
監督(ANIKI)がそこで自分なりの面白さを出してる感が
逆にこれらの小ネタは削れないだろうな、と思うし、
なんつーか、分かりやすく納得出来る。
オオゥ…この人とは馬が合わないな…、と。


民生の断片を楽しむ為に観た『カスタムメイド~』、
本編は箸休め程度に。
でも、エンディングの曲が『トリッパー』なのだけはスゴク良かった。
ここで(タイトルともかけて)『CUSTOM』でも持ってこられた日にゃ
もぅ映画に腹立ってたかもしんない。
が、『トリッパー』。しかも、踊る民生、巨大化する民生。
ジャンクっぽさの美味しい、いいラストです。

エンディングで踊ってるカエラはちょっと可愛かったな。
ボーダー着てるやつ。可愛いなと思った。

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2007/06/09

『ナトゥ 踊る!ニンジャ伝説』 大森一樹

Photo_2間違えた!
これだけど、これじゃなかった!(トトロ調)


昔ウリナリでインド映画撮ってたなぁ、と
最近思い出してスゴク観たくなって、
なんと今日レンタルで偶然見っけた。
嬉しくて借りた。
昔ウリナリすげぇ観てた。
今でも観たいもん。DVD化しないかなぁ。

で、観たんだけど、
…なんて難しい映画なのだこれは…。
自分で娯楽として昇華出来る所までテンションを引き上げるというか
楽しめる為の身の置き場を自分で探さないとならないというか
そういう意味であまりにも難しい映画だった。
考えてはならない。
理由を意味を、求めてはならない。
娯楽である。楽しむものである。
という位置を悟ることが出来れば、…なんとか…。
でも今となっては「あぁ懐かしい」でなんとかいける。
なんとか持ちこたえた。

というか、あたしの記憶では
獄中のナトゥが囚人を率いて脱獄するところとか
内村がすげぇ長い階段から落ちるところとか
サヨナラサヨナラ歌ってるインドっぽいめの歌とか
そういう印象が強くてそれを楽しみにしてたんだけど
それらはどれも出て来ず。
でも記憶違いにしてはあまりに記憶が鮮明すぎる。
調べてみたら、『ナトゥ LIVE ON STAGE』っつうやつだった。
舞台の。しかもそれテレビで観たわ…。
天野がものすごーい長い台詞読みに挑戦したりとかねぇ。
そっちまた観たくなっちゃった。
あっちは普通に面白かった気がスル。ウリナリらしくて。

『ナトゥ 踊るニンジャ伝説』に関しては、
多分映画本編よりウリナリで放送されたメイキングの方が
断然面白いと思う。
それでイロイロ場面ごとに期待して想像して、
それありきで映画を楽しむ、みたいな。
しかしあたしはもうウリナリの内容を覚えてない。
大失敗だ。
まぁ懐かしさでなんとか持ちこたえたけど。

でも南原は、なんか、イイなぁ。
最近の器用な芸人が映画やっちゃったら
へタに真面目になって救いようがないけど
南原の演技は…憎めないというか。
いっそ爽やかなほどに。
嫌いじゃないな。こういうのも、ね。

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2007/05/24

記念企画! …っぽく。

すごい!
たまたま数えてみたら、載せた映画ちょうど20作目だった!
さっきのが。

というワケで、区切りも良いからちょこっとランキング発表ー。
別に褒めてるから好きってワケでもなかったのよ、的な。
基本プラスから言ってるマイナス評価なのか、
基本マイナスから言ってるプラス評価なのか、っつう違い。

載せた20作の中だけでランキング作成。
順不同。というか、最近観た順。


★ベスト5★
『ダンサー・イン・ザ・ダーク』 これはもう。満点!(点なんてないけど)
『ダック・シーズン』 好き。DVD欲しい。家に常備したい感じ。
『プルートで朝食を』 詳細覚えてないけどすごい良かった記憶が…
『2001年宇宙の旅』 凄かった…映画としてあたしの中で最高峰かも

あといっこは何だろう。

『オール・ザット・ジャズ』 基本的にこういう映画が好きなのかも。
『ストレイト・ストーリー』 こういうのをいっぱい観たい。
『ロッキー・ホラー・ショー』 面白い!ベスト5の次点、って感じ。
『バグダッド・カフェ』 内容じゃなくて画的にスゴク好き。

その辺のどれかかな。「ベスト5」って守れてないが。


★ワースト5★
『タップ・ドッグス』 これは特に酷かった…。
『ハリウッド★ホンコン』 すきじゃないこーゆーの。

あぁ5本もないや。ワースト2だわ。
『タップ・ドッグス』はテレビ番組移行期の企画ドラマみたいな?
それが映画として成立してることになってるのが腹立たしい。
でも「最悪」っていう称号ってあるじゃない、
それとも違うからもう救いようがないのよねー。
0点をつけるにも惜しい、って感じ。


こんな感じ。…これはランキングではないか。
いい映画にイロイロ出逢えて嬉しいです私は。
映画は基本的に好意的に観る。
マイナスを探すんじゃなくて、プラスを探す。
だからあんまり腹も立たない。



最近あんまり映画観てないなー。
なんか借りて来ようかな!
あ、『日本の自転車泥棒』観たい。
もうすぐシネマテークでやるやつ。
あれ観たいな。行こうかな。

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『悪魔のいけにえ』 トビー・フーパー

The_texas_chainsaw_massacre授業関連で観た。
普段なら避けてる映画。
やっぱ観ても、どーにもこーにも。
…でもちょっと、アリ、かなぁ…
意外にも。あたしには大きな一歩。


しかしまぁ、分からんもんだなぁ。
こーゆーのが面白い意味が分からん。

最初んとこはあんまし嫌いではない。
いかにも「予感」って感じの演出じゃない感じで、
でも一応準備は整いつつある、みたいな。
そんで最初に人が殺されるとこがあまりにもいきなしで、
スピーディーに殺人話に移行する。
そっから怒涛の恐怖の展開、とでも言いましょうか。
しかも皆、自らあの家に足を運んでってる、っつうね。
そういうのは面白いとは思う。よ。

それにしても、女のひとの叫び声のなんと煩わしいことか。
キーキー叫ばれて、ちょっとウンザリなんですが。
ホント観てて煩わしかった。
レザーフェイスに追っかけまわされるとこもやたら長いし。
そういうハラハラ感って逆にいかにも他人事でどうでもいいのよね。

あとビックリさせる的な見せ方とかね。
それは恐怖とは別でしょう、みたいな。
驚かすドキドキと恐怖のドキドキを一緒にしてしまうようなのは
あまり好きではナイ。
もっとクールに行こうぜ。

そんなら観るなよって話だけど、まぁ授業関係だから仕方ない。
普段は観ない分、文句もいいません。
自分のホラー映画に対する批判って正当じゃないって分かってるし。
好みに頼りすぎるっつうか。単なる好き嫌いの問題っつうか。
まぁ何の映画に対してもそうだけど、ホラーは、特に。

でもラストは良かった。意外にも好感を持てるラスト。
男のひとに追っかけられてるとことか、「何コレ、…青春?!」的な。
夕日をバックにチェインソー振り回すレザー・フェイス。
血まみれの顔で狂気にも似た笑い声を上げる女のひと。
ちょっと笑える感じに安心出来る画なのがね。
安心が欲しいんじゃない。笑いが欲しいの。
という意味でラストでちょっと好きになれたかな。

ガソリンスタンドの窓を拭いてるオッサンとかはすげぇ好き。
お爺ちゃん、ハンマー握れてないよ!みたいなのとか。
最後死んだ男のひとの走り方とか。っていうか、キャラ?
も、好き。
カメラが引きが多いのとかも好きだ。
いきなし寄る、じゃなくていきなし引く。
あそこちょっとすごい嬉しかったな。


多分あたしは、監督としては結構好きなのかもしれない。
コレを観た限りでは。
でもあたしはホラーとか基本的に好きじゃないから。
怖いとかグロいとか、
そういう次元で観てたんじゃ分からない所ってあるじゃない。
そういう意味で、ちゃんと映画を観れないからあたしはホラーを観ない。


あたしは恐怖に対してさして興味が無いから。
ただ、殺人とか人の生死を脅かす、とかそういうことじゃなくて、
狂気、っつうもんを突き詰めてるならホラーも観てみたいが。
そっから派生する恐怖なら全然観るよ。

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2007/04/27

『LUNACY』 ヤン・シュヴァンクマイエル

Lunacy第一印象、キ・モ・い★
肉食えなくなるひともいるんじゃないか?あれは。

最後のスーパーんとこはちょっとあからさまに視聴者意識しすぎでしょう!
でもなんというか、あぁいうのとか冒頭でいきなしあぁいう見せ方したりするのとか、
そういうので監督が基本的にノーマルな感性の持ち主だって判る。
作為的なシュール、というか。
映画全体の空気ごと狂気で充満されてるっていうよりは
作られた狂気SHOWみたいな、そんなんがこれから始まりますよー、と、
そういう前置きに見える。
そういう意味では最初に監督が「これからお見せするのはホラーです」って言ってたのは正しいのかなぁ、と思う。
そういえば「ナントカで(←失念)広告的なものが残りました」とかも言ってたな。
正しいな。

っつーか基本的にあたしは映画の前に監督が前置きを喋ったりすんのは好きではないんだけど。


そして、うーん、これはあたしが視覚に捕らわれてしまったからかもしんないけど、
真の自由を獲得とか、そういうのを描いてるようには感じなかった。
狂気に抗うんだけど、結局はその先も狂気だった、っつう。
あれを観て「真の自由を獲得するためには…」とか、…考えるか?


そういう感じであんまりお気に召さない映画で御座いました。
全面的にキライとかそういうんではないけど。
別にキライではないわ。
でも、うーん、得るものもないなぁ、みたいな。
そのまんまな感じがする。観たまんまの映画。
特に後半は狂気っていうか、それが想像の範囲内の狂気で、ちょっと勿体無いなぁ。
もっとこう、渦を巻くような狂乱の世界を期待してたんだけど・・・


そしてやっぱり狂気はクラシックと結びつくのだよなぁ。
泡ふいてしまいそうな音楽よね。クラシック。

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2007/03/10

『禁じられた遊び』 ルネ・クレマン

Jeuxinterdits_1思ってたより全然面白かった。
昔の戦争とかを題材にした
説教臭い映画かと思ってたから。
意外にも面白かった。

禁じられた遊びってこういう事だったのか。
『汚れなき悪戯』みたいな。
…みたいではないな。全然違うか。
でも全然違うんだけど、
どっか似たようなところがある。
むしろ同じようなことなんじゃないかとすら思ってしまう。

内容は全然救われない。
ラストも、なんの希望も持たせない。
でも哀しくて泣くとかとは違う。
ただ無意味に救いようが無い。
そしてそれがまあ現実であるのかなぁ。と。
どうにもならないしどうしようもない。
ミシェルが墓を壊して十字架を投げ捨てるみたいな、
そういう行き場のないやりきれなさ。

ポレットがものすごい可愛い。
でもミシェルがものすごい可愛い。
映画的に可愛いのはミシェルの方だろうな。
ミシェル欲しいなぁ。家にいたらいいのに。
つうかフクロウがものすごい可愛い。
欲しい。フクロウ。フクロウって撫でれるんだ…。


それにしても愛らしさが比例して哀しさを相乗させる。
どうにもならんなぁ。
でもコレで感動して泣くとか…どうなんだろう。
や、いいんだけど。
いいんだけど、なんか違くないか?
これは特出した哀しさではないんじゃないか?
こんな哀しさがその時代だったんじゃないか?
傍観者ヅラして感動してる場合なのかしら。
それでいいのかしら。
うむむ。。。

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2007/03/05

『ファンダンゴ』 ケビン・レイノルズ

Fandango色んなものが絶妙に混ざり合って、
ものすごーく気持ちが良くて素敵。
青春モノとカテゴライズされたものの中では
あたし的にはかなり上位を占める感じで
ものすごく良かった。

コレはAmazonの商品の説明が
結構良い説明になってると思う。
ただ、この人がケビン・コスナーだったのか。
役者とか疎いもので。知らなんだ。
「ブリーフ一丁の貴重な(!?)姿」とか
それはどーでもいいが。


人物が誰も彼も素敵でまぁ!
あ、あの5人の中でずっと死んでたみたいにぐったりしてた人は
素敵もクソもないけど。
小脇に抱えられてるのは良い感じだったけど。
パラシュートの「先生」も、ものすごくイイし。
いいなぁ、パラシュートのくだり、すげぇすきだよ。
その後の写真眺めてるシーンもすき。

結婚式も、結婚式なのにカッコ良かった。
結婚式が作られる過程も気持ちがイイし。
痛快とでも言いましょうかね。
はなよめも可愛いし。
「Have a nice life」 いいねぇ!
最後のガードナーもカッコいいし。

つぎはぎの車もカッコいい。
っていうかなんで外国の映画の車はあんなにカッコいいんだろう。
かたちがものすごいカッコいいよなぁ。
カッコいいカッコいい言いすぎだな。

ストーリーじゃなく挿入される画的な場面も素敵。
そういう間の取り方もすごく自然だし丁度イイ。
とても映画らしい。

音楽がまたすごく心地良くて、
ただあぁすげぇ素敵だなぁとか思って聴いてたんだけど、
クレジット見たら結構なそうそうたるメンバーなんじゃないの?!
そうそう、って漢字よく分からんけども。錚々?
これぁ音楽素敵な筈だわ!と思いましたわ。
出だしも途中も終わりも曲が良い。
サントラ欲しくなってしまうよ。


場面場面で「あぁいいなぁ」って思うところがいくつかあって、
それがもう思わずにやけてしまうほどに。
徴兵っていうのが下にあって、ただバカ騒ぎしてるだけじゃなくて、
でもそらもーバカ騒ぎで、
あぁいいなぁ、と。その人間性に、酷く魅かれる。



ちょっとスゴク関係ないけど車乗る練習しようかなぁ。
カッコいい車に乗れたい。
運転下手なんは論外でしょ。
目指せ白いナンバープレート、で。

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2007/03/04

『悪魔とダニエル・ジョンストン』 ジェフ・フォイヤージーグ

Thedevilanddanieljohnston_1音楽にしろ絵画にしろ、
アーティストっていうのは
こうでないとならんよなぁ、
と思った。
でもそうはいかないよなぁ。
なろうと思ってなれるもんじゃないし、
なろうとした時点で嘘だし。
そういう意味で天才って言いたくなるのも理解るよ、ただ、あたしは天才っていう言葉は好きではないから使いたくはないけれど。


あたしはダニエル・ジョンストンはこの映画を観るまで知らなかった。
で、聴いて、ダニエル・ジョンストンの音楽に浸りたくなった。
聴きたくなるっていうよりは、浸りたくなる。

デヴィッド・ボウイに「アメリカの宝」とまで言わしめたダニエル・ジョンストン。
聴くと理解る。あぁ、こういうことなのだなぁ、と。
なんかギリギリに繊細だなぁ。と思った。
相反する2つのものの細い細いその隙間で歌っているような。
それを狂気だとか、悪魔とか天使とか、そう呼ぶんだろうな。

キャスパー可愛い。
あたしの中のキャスパー株がさらに上昇した。


映画としてどうこうじゃないからこれ自体についてあんま語れないけど。ドキュメンタリーはねぇ。
でもこのドキュメンタリーとしての映画の作り方はすき。
画面がすごくキレイ。画像じゃなくて。


ただ、この映画だけに言えることではないんだけれど
じっと画面を見詰めたいときに
字幕と画面をキョロキョロ目線動かさなきゃならんのがとても悔しい。
言語が違うっていう隔たりがあるから、
そこはどうしても意図されないけれど制限されてしまう。
可能な限り聞き取ってどうにかなるところはしてるけど、
あたしの英語力なんてたかが知れてるし。
悔しいな。
言葉のニュアンスとかの理解にしても
集中して画面を観るにしても
ワンクッション置いた感じになってしまって、どうも、ね。

英語力を高めて字幕観なくても映画観れるように、
そうなりたいなぁ、と、改めて痛感した。

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『タップ・ドッグス』 デイン・ベリー

Bootmen予感的中。
びっくりするほどつまんなかった。

なんとなーくずっと
悪い予感がしてたのよね。
この映画。
でもなんかでこれの内容読んで
ちょっと面白そうかも、と思って。
でもタイトル覚え違えてたのかも。
本当にどうしようもない。
救いようが無い。


何から言えばいいんだか。
あたしタップ好きなはずなのに全然カッコよくなかった。
最後のシーンとか、一番の魅せ場でしょう。
なのにアンコールみたいなのでもう一回始まったとき、
「まだやるの!」ってウンザリしちゃったし。
あぁ、何度途中でDVDを止めようかと思ったことか!
っていうか最初の5分くらいで予感はしてたんだよなぁ。
それでも全部観たのは、消せなかったからじゃない。
消さなかったから。
このどうしようもないののどうしようもなさを、
最後まで見届けてみようと思ったから。
そしてますますだんだんとどうしようもなくなってゆく。
…あぁ!

それにしても、イロイロ詰め込みすぎじゃないか?
焦点定まってないっていうかさ。
どれがやりたいのよ?!みたいな。
監督、映画観すぎじゃねーの?
実話を基にしたらしいけどだから何ってハナシで。
実話を殺してるのか実話も救いようがないのか知らんけど
共倒れですか。なんなんでしょう。

あまりにつまらなすぎて
あたしは夜中にDVD観るときはヘッドホンしてるんだけど
ヘッドホンのコードをカシカシいじってヒマつぶしてた。
ボーっとしてたら兄さんが死んでた。
これまたどうしようもない見せ方で。
苦笑いですよ。なんだかこっちが恥ずかしいよ。

なんかしらんが人物と背景もちぐはぐだし。合成?
ストーリーも人物もパフォーマンスもカメラワークも
何にも魅力を見い出せないし。
バイクもねぇ。ウィリーしてもむしろなんかダサい。

何人にも時間は平等に流れてるものです。
例えばその2時間なら2時間と言う時を、
これほどまでに無駄に過ごせるものなのだなぁ、と
ぼんやり考えた。
あぁ、本当に。どうにもならないなぁ。
タップ、つうもんがこんなにも魅力無く描かれ得る、
という可能性を知りました。
残念だ。とてもね。

ショーン役のひと、『コヨーテ・アグリー』にも出てたらしい。
ヴァイオレットの恋人役で。
あぁ。あのひとか。あんますきじゃなかったな。
『コヨーテ・アグリー』はすきだよ。


それにしても何でAmazonには良い評価しか載せてないの?!
批判的なのは削除してんのかな。
そんなの公平じゃないよ!

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2007/03/02

『ネコのミヌース』 フィンセント・バル

Minoesまず、
・私の最近の状態
 :私はネコに飢えている。
・結論
 :かわええ(T∀T)


というワケで。
ネコが。ネコたちが。
愛らし。愛らし。愛らし。
こういうの嫌いだった筈なんだけどなぁ。
でもネコの喋ってない場面は
とてもネコだったから
普通にものすごく可愛かった。

『ベイブ』の撮影は豚の剥製を使ったりしたらしいけど
これとかのネコもそうなのかね。どうなのかね。
分かんないけどちょっと考えるの嫌だなぁ。
でも無視出来ない問題だな。どうなんだ、本当に。

内容としては、大きいとこも細かいとこも突っ込み所がありすぎるけど
まぁあんま突っ込んじゃダメよね。
真剣に観たらイカンな。考えたらイカンな。
うふふえへへのテンションで、ね。

曲もイキだねぇ。好きよこういう曲。
とてもイイ感じが映画をまとってる。
なんつうか、全体的にハリウッドじゃこうはいかないねぇ、
って感じが嬉しくなる。
あんまギラギラしてないっていうか。鼻息荒くないっていうか。

amazonで見たら「児童文学を映画化」って書いてあるけど、
それよりオランダ映画だったのコレ?!
フツーにフランス語だと思って
「あぁ、やっぱフランス語嫌ってたけどちょっとイイなぁ」
って思いなおしたのに。
カッコイイのはオランダ語だったの??!!
つうか曲がりなりにもフランス語ちょこっと履修したのに。
真面目に恥ずかしいわ。
履修しなくてもそのくらい判ろうよねぇ。
あぁぁ本気で恥ずかしい!

それよりもあぁぁネコ触りたい!

ミヌース役のネコっぷりは、まぁネコが人間になって変わっちゃった感を押し出したことにして納得しましょう。
人間でネコのスマートな部分をハマって演ってくれればスゴク良かったのに。
ミヌースがあまりにも「人間が演じてるネコ」で。
雛形あきこの『闇のパープル・アイ』と同じようなネコ科っぷり。
もっとさぁ、ネコのさぁ、ネコっぽさとかネコらしさとかさぁ!
…でもそういうことじゃないのよね。
そんな見方したらイカンよね。
もっと、うふふえへへのテンションで、ね。


何はともあれ、ネコ可愛い。ネコ触りたい。ネコ撫でたい。
ネコの可愛らしさでオナカいっぱい☆
っていうか、
逆に欲求不満だよ!!!

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2007/02/01

『S1M0NE』 エヴァン・レイチェル・ウッド

Simone面白かった。
普通に。
最近映画観るときは
部屋の電気を消して観るんだけど、
うわの空で観ても
集中しないで観ても
同じくらい楽しめたと思う。


なんか最近の映画の流れとかに毒されてるのかなぁあたし。
途中でシモーヌが監督にお礼を言わなかったとことか、
「支配されている筈のコンピュータの暴走」みたいな
そんな流れになると思っちゃって。
なんか多いしな、そんな映画。
でもそうじゃなかった。
じゃああれは何だったんだ。
分かんないけど別にイイや。
深く考えたい作品ではナイ。
観たまんま面白ければイイや。

つうかその次の場面の字幕の文字色が青色に変わったんだけど。
で、次の台詞からスグまた白に戻ったんだけど。
「おぉぉ、こんぴーたが暴走しちょる!」とかちょっと思ったのに。
ただのバグかしら。大体字幕なんて無いしな、あっちでは。
バグんなや。レンタルめ。

観るテンションというか姿勢というか、
それに若干困ってしまった。
ラストとかを観る限りはコメディっぽいじゃない。
でもシモーヌの殺人容疑かけられるとことか、
なんつうか、ちょっと真面目にピンチ、みたいな。
基本どっちなの?ってなった。

よろしかったのはシモーヌの顔が好みなこと。
まぁそうじゃなきゃオカシイかもしんないけど、映画的に。
そして何より『NATURAL WOMAN』がとてもよろしい!
メアリー・J・ブライジが歌ってるやつ。
もともとがキャロル・キングのなの?詳しくは知らん。
エンドロール、この曲んトコだけ3回流しちった。
You make me feel like a natural woman
ヨイね!映画的選曲も“シモーヌで”ってのがまたイイし。
クレジットで例えば「MARY J BL1GE」とか、
I が全部(かな?)シモーヌ仕様になってたのも可愛らしい。
Oもかな。気付かなかったけど。0と1の配列。

アル・パチーノの切羽詰ったオッサンっぷりは見物なのかしら。
この直後に『ゴッド・ファーザー』観たらちょっとは笑えるかな。
いひひ。と、ね。

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2007/01/18

『オール・ザット・ジャズ』 ボブ・フォッシー

Allthatjazzうーーーん。
面白かったなぁ。
最近、観る映画観る映画が面白い。
観方変わったからかな。
鼻が利くようになったのかな。
なんにしろイイ傾向だな。
楽しいもん。

というワケで、面白かった。
ギデオンがものすごいイイ。
カッコイイ。
そんなんばっかだけど。
仕方ない。カッコよかった。
顔がとてもすき。いい顔なさる。
クスリはクラシックが良く似合うなぁ。
そしてまた娘が可愛いのなんのって。
足絡ませて降りようとしないとことか。
可愛い可愛い。
あんな娘なら欲しい。

手術んとこの見せ方がまた。
一方切り開き、また一方は電卓たたき。
あの伏線になってた映画がまた後半で効くわ効くわ。
すんげぇなぁ。
大衆が笑う、っていうのが、全然救われないシーンばっかで。
後ろで鉛筆折るのとか。あぁ。

死にそうなのが悲愴感漂いすぎることなく、内臓にクる。
映画自体、悲しみに酔うことなく進む。けど、伝われる。
悲愴感で押せ押せじゃなくて。
あたしこういうテンションで描かれた映画ってとてもすきだわ。

後半で病院から抜け出して、最期にタイガーつう人だっけ、黒人の、その人んとこでタバコ吸ってたりしてた場面。
あれで、2人で歌って、「楽しいだろ」だっけ、タイガーが笑いながら言ってたとこ。
あそこでイキナリ泣いてしまったね。
あたしはどうもああいうのに弱い。
黒人は本当にビートを生み出すのがウマイ。
スゴク、血を感じる。

一番最後のステージもまた。
伝われる、って、すごく大切だと思う。
何というか、ショーのテンションで、でも内臓にクる、っていうか。
体の中に2つのテンションが生じるみたいな。
うーん。言葉探すのがめんどくさいな。
すきなのです。すきなのですよ。


とか思って観てたら、観終わったら、
クレジットに「ボブ・フォッシー」の文字が。
誰だっけ。このひと知ってる気がする。
と思って調べてみたら、『キャバレー』の振付・演出・監督。
あぁぁ、あれ!だいすきだよ!
っていうか、すーごい有名っつうか偉大なひとだったんじゃんボブ・フォッシー。
しかも自伝色が濃いんですって『オール・ザット・ジャズ』。

なんかなんも知らんで観てたよ。どうなんだろう。

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2007/01/15

『ダンサー・イン・ザ・ダーク』 ラース・フォン・トリアー

Dancerinthedarkものすごい。
壮絶。
これはもう。
無理でしょ、ビョークにしか。

セルマの中のミュージカルは、全てがうまくいって、不都合なんて何も無い。
視力が悪くなっても「見るべきものなんてあるの?」、
機械はリズムを刻み、作業員は歌い踊り出し、
死んだ人は生き返ってセルマを許して抱きしめる。

そしてセルマが牢獄の中で歌う、サウンド・オブ・ミュージック。
最期に歌う、息子への歌。

セルマが現実で歌いだした瞬間、全てが終わる。
でももしセルマが死刑を免れたとして、セルマの人生が続くとして、
それが幸いであると、好転すると、誰が言った?
私は正直、少しだけ安心してしまった。
私は、疲れてしまったのだ。


ビョーク以外、考えられない。
監督が描き出した「セルマ」とは誰なんだろう。
セルマがビョークであり、ビョークがセルマだった。
ビョーク無しに、セルマを考えられない。
ビョークじゃなかったら、監督はどうするつもりだったんだろう。



非常に沈澱性のある映画。
これを感動、とか、感涙、とか、
そういう言葉で括らないでほしい。よ。

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『ストレイト・ストーリー』 デイヴィッド・リンチ

Thestraightstoryとても、イイ。
全編一貫してイイ。
星を眺めるように観ればイイ。
観るのが、イイ。

絵的にものすごーくキレイ。
トラクターは愛らしいし、
畑とかそういうのが、あぁ、いいなぁ、と。
そしてまたトラクターが遅い遅い。
その遅さが全然もどかしくない。
心地良いスピードで全てが進んでいく。
憧れる。

じいさんってすごいよなぁ。
この映画のじいさんがすごいんじゃなく、じいさん全般。
年とらなきゃじいさんになれないし。
じいさんの笑顔は、あらゆるものを、包容する。
顔で人生を語る。
年とれるって素晴らしい。
いいじいさんになりたい。
あ、ばあさんか。

ロードムービーみたいな映画を観てると、
人は炎を囲むと素直になるのだなぁ、と、
とてもそう感じる。
そしてその語りっていうのは誰に向けてでもない、自分に言っているのだと。
その語りを聴く人もまた、相手の人生を聴きながら、自分の人生を見つめるのだと。
あぁぁ、いいなぁ。
こういうシーンは音楽要らんね。
たまに薪がパチパチ言ったり小さくコトっと鳴ればいい。
映画の醍醐味。


泣ける映画=良い映画、なわけではない。
泣かせないということも難しいのではないかしら。
もしかしたら泣かせること、それ以上に。
水を沸騰させるのは容易いことだけれど、
沸騰させずにプクプク水泡が出る温度を保つのは困難なことで。

だから沸騰した後に急激に温度が下がることも無くて、
じんわりいつまでも温度を保つ。


星みたいに、すき。

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『サタデー・ナイト・フィーバー』 ジョン・バンダム

Saturdaynightfever面白かった!
もっとギラギラでギトギトしたやつかと思ってた。

ビックリした、ジョン・トラボルタが、すごいカッコイイ…。
どうしよう。ビックリだ。
そして昔ハッチポッチステーションにハマってたのが災いして、のっけから想起されるグッチ裕三のジョン・トラボタル…。
今すぐオンボロクラリネット捨て~なさい♪
って、五月蝿いよ!

魅力的な人物があんまりいない。
特に女。どっちもキライなタイプだ!
あほだなぁ。特にあのひと。名前忘れた。
でもだから作品としてどうこうとは関係の無いハナシで。
ジョン・トラボルタがカッコよくて、ザッツ・オーーール!
まぁそれもアリでしょう。
つうかハナシとしても軽く楽しめるし、結構すき。

そしてアル・パチーノとかアステアとかいう言葉に嬉々とする私。
なんか嬉しいじゃない。

就活中のあたしとしては、少々耳の痛い箇所も。
っていうか、19歳! ぎゃー。


そしてやっぱりこうでなくちゃ。
『ウエストサイド・ストーリー』で最もしっくり来なかった部分がコレではハマってた。
少々個人的な観点ではあるけれども。
これよこれ!な感じ。

それにしてもジョン・トラボルタの顔の長さとか、非常に好み。
ダンスがもう、色っぽさというか腰の入り方というか、羨ましい。
踊らされてる感が全く無いのは日本人が見習うべきところではあるまいか。
なんて。


「あいつホモだぜ」
という台詞で片付けられてしまったデヴィッド・ボウイ。
そういえば最近紙ジャケでCD出したそうな。
全部欲しいー。全部は買わないけど。

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2007/01/13

『ダック・シーズン』 フェルナンド・エインビッケ

Patosこれ、すんげーーーーー、すき。
もんのすごいすき。
全部だいすき。


なんか絶対すきになるのって
最初の何秒で分かったりするじゃない。
それ。
始まってすぐだいすきになった。

と言いますか、最初の曲が、
もうだいすきな感じで、
あぁもぅ、だいすきです。
全編観終ってからもっかい最初の曲だけ聴いた。
でもあのエンドロールでも流れてたあの曲、
あれもものすごいイイ。
なんだろう。すきなんですよ。

ひとびとも、いちいちだいすき。
ランシドTとか着てるし。わはは。
途中でビートルズかよ!って思ったら、ビートルズなのね。
ミュージックビデオとか撮ってたりする人なのか、この監督。
音楽すきそうだもの、曲の入れ方というかチョイスというか。
音楽すきな人は無駄に音を使わないのよ。
そして入れるべきときに最高の音を最高のタイミングで入れるのよ。
なんてね。言いたいだけ。えへへ。

コーラ注ぐとこ、すき。
バイクでべチャっと転ぶとことかもすき。
卵泡立てるのすらすき。
なんとなくマシマロ焼いてたとこもすき。
風呂のアヒルちゃんもすき。PATOS。グワ!

そして、モノクロ!メキシコ!エスパニョ~ル!
キュンキューーーン!!!

アカプルコですッテ!
突如として脳内BGMオン! T!M!G!Eー!(短絡的なワタシ)



やっぱ映画はテレビとかパソとか、発光体で観るモンじゃないな。
ギラギラチカチカと。
スクリーンに投影される柔らかい光の影で観るモンだ。
ホームシアター欲しい。
誰かください。

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2006/12/19

『ハリウッド★ホンコン』 フルーツ・チャン

Hollywoodあぁ、もう最悪でした。
なんか女の子が可愛かったしブタとかにちょいと魅かれて借りたんだけど。

ちっこいのが旗持って屋根の上走って行ったりしてたのは可愛かった。
ブランコとかも爽やかでよろし。
オッサンが嬉しそうに赤い旗振ってるのとかも。
陳腐すぎるとしても、それでも全部がそのノリだったらまだマシだったのに。

腕切られるのとかちょっとウザイの振り払ってアタマ打って死んじゃうとかその後の見せ方とか。
断面とかさあ。結局そういうのやりたいんでしょう?
最後の「左手」の場面とか。
何?ブラックユーモア感?
にしては面白くないよ。

あの若い男がどうしても10年前の三宅健を彷彿させるし。
ものすごいキライな言葉だし、使いたくないし言いたくないけど言ってしまう。
キモい。

音楽もねぇ。あたしが一番嫌いな使われ方してる。
ギャップ出すためにはコレ流しとけばいいだろうみたいな。
その監督の在り方もスゴク嫌。
もうこれは作品が好きか嫌いかじゃない。
監督の人間性と、合うか合わないか。

だから人によっては自分に合うと感じれば「イイ映画」って言うと思う。
香港返還どうのこうの、社会派どうのこうの、それ目線で観たり。
ただ、あたしはこの映画を「とてもイイ」って言う人を好きにはなれないと思う。


東東(紅紅)が、やっぱり可愛かったんだけど、それだけ。
何がしたいんだ、本当に。

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2006/12/06

『マシニスト』 ブラッド・アンダーソン

Machinistもうこれはスミマセンって感じ。
あたしが観たのが悪かった。
(以下、内容を含むので未見の方は注意されたし。)

あんまり本編を観る前に情報を沢山仕入れるのはあんまり好きじゃなくて、
だからこの映画もまぁアタマのワルイ言い方をさせてもらえれば「不眠モノ」みたいな認識程度で。
ちょっと興味あったから観てみたんだけど。

あぁ、あたしが悪かった。
スミマセン。あたしダメなの、こーゆーの。

笑える隙がないじゃない。真剣じゃん、全編通して。
コワイ映画ではないんだけど、コワイっぽいの、ダメです。
コワイっぽいのですらコワイのです。
ブラックジョークとかならイイんだけど。
深刻に腕が切断されたり、まぁそーゆーのがコワイわけではないんだけど、
笑えない真剣なテンションでコワイっぽいのがねぇ。
何を楽しむ為に観ればイイんだか分からん。
しかも誰かと観てたらテキトウにも観れるかもしれないし、
派手に大音量でドーンとやってくれれば引き気味で観れるというモノなのだけど、
静かーに地味ーに進むから、必要以上に真剣に観てしまって。ダメねー。
血が滴る冷蔵庫をバッと開けたら中から出てきたのは生の魚、とか
デーン!としたグロさが無いのはいい意味で裏切られてイロイロ良かったけど。監督の「そこ見せたいわけじゃないよ」、的なね。

トレバーが悉く“左”を選んでしまうような、ああいう単純で巧妙なやり方は好き。“地獄”の方。
ワイン取りに行くとっからもうね。
奥の左の部屋んとっから。地獄的予感。
で、最後に空港と市街地、で、曲がるシーンは飛ばして
場面変わって空港の中、と。
好き。こーゆーのは。

にしても主人公のクリスチャン・ベールがこの為に30キロ痩せたっつうのはスゴイ。
青白い見せ方も伴って、すげぇ死にそうな人だった。
DVDのジャケットの下にも写ってるけど、あのヒョロ、とした写真。
あれ、おどけてるシーンだったのね、普通に。
『マシニスト』を象徴的に見せた感じの、本編には無いポーズかと思った。宣伝用の。
うん、あの場面とか、テンションとしては好きな感じの映画な気がするんだけどねぇ。


まぁ展開的にはよくある感じっていうか勘のイイ人なら笑ってしまうような内容な気もするけど、
好き好んでこういうのを観る人なら面白い…のか?
知らんけど。他の人のことは。

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2006/11/25

『ロッキー・ホラー・ショー』 ジム・シャーマン

Rocky

うーん、イイね! スゴク!
これ劇場で観たら最高だろうなぁ。

トランスセクシャル星ってとこからもうね。
そんなノリが最後まで途切れることなくテンション下がることもなく。
主観性と客観性を併せ持ってる監督なんじゃないかしら。
周りが見えなくなるほど突っ走るんじゃなくて、
一周回って表現出来る感じ。
そんなことどうでもいいけどね!

ジャンルがオカルトとかミュージカルとかイロイロだけど
なんでもイイよなぁあれは。
どこに行っても生きてゆける映画じゃないかしら!

至る所に顔を出す美術品がスゴク良い舞台装置になってる。
アクセントに昇華させるっていうか、
あんなにファニーなダヴィデを、
ミケランジェロを、
観たことがない!
それらの世界に足を伸ばすんじゃなく、
こっちの世界に引きずり込む感じね。

ホントに良い。
語られる物語的な映画ってあんまり好きな手法じゃないんだけど、
これに限ってはそれがスゴク良い!
嫌味の無い楽しませ方を初めてされました。って程に。
押し付けがましいエンターテインメントって嫌よね。
でもそんなの皆無!
楽しめるならそれで最高!それが最高!
楽しめる人であれ!
わは!

シンディ・ローパーも出てるって知らなくてビックリした。
シンディ好きなら観るのがよろし!
たぶん絶対合うから!


自分ちの壁にでっかいスクリーンがかかってて、
流線型の家具に囲まれて、
常にスクリーンには『ロッキー・ホラー・ショー』。
そんな日常だったらあたしとんでもなくゴキゲンだわ!

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2006/11/23

『リンダ リンダ リンダ』 山下敦弘

Linda

もっとはっちゃけたやつかと思ってた。
女子! って感じ。
その一言に尽きる。

ソンさん役の子が可愛かった。
女子がブルーハーツって…とか思ってたけど、結構イイんでないの?
変な盛り上がり系(っていうのも変だけど)じゃなくて良かったわ。

でもあまりにも女子すぎて。
全体を包んでる女子っぽさがねぇ。
女子っぽさってあんまり好きじゃないので。
女子っぽさとか女子テンポが気に障らないヒトなら楽しめるのかもしんない。
あたしは好みません、というだけ。

だから結構退屈な感じで観てたんだけど、ラストくらいの『終わらない歌』歌ってたあたりだっけ。
雨が地面とかプールの水面打ってる映像。
に、『終わらない歌』。
あそこはスゴク好きだった。


ていうか曲がね。ホントにイイからね。
これが175Rとかだったら全然違うし。
こんな映画できないし。
ブルーハーツをチョイスした時点でね、もう。
あるラインには簡単に達するでしょ。
ブルーハーツのお陰でね。

改めてブルーハーツすげぇなぁ、と思った。
そんな作品。

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2006/11/05

『プルートで朝食を』 ニール・ジョーダン

Pluto

あぁ、本当に好きだ、と
本当に、本当に好きだ、と
久々に思った。映画観て。
今までに観た映画の中で
5本指の中に入る程に。
ヘタすると3本の中いくかな。
本当に好き。


キャストがまずスゴク良い。
どれをとっても誰をとっても。
音楽もモノスゴク良い。
あたしは究極的には映画には音楽って要らないんじゃないかと
常々そう思っていたのですが
そういうのとコレは別ね。
ものすごい良い使い方してると思う、音楽。
BGMじゃなく、ストーリーに食い込んで。すごい良い。
ホントーに、悉く、好き。ニヤリとしてしまう曲ばっか。
知ってるのやら知らんのやら、
あたしは詳しくないから知らん曲も多かったんだけど
もー、ホントに。本当に。
これはサントラ欲しいっていうより
それぞれのCD買いたくなるわ。


ただ難点をひとつ言うとすれば、
あたしがアイルランドの歴史を知らなすぎた。
IRAとか雰囲気でしか分かんなくて。悔しいね。

この映画何分なんだろ。
あっという間とも長いとも思わない。
この映画が一番生きる長さなんじゃないかしら。
っていうのは言いすぎかしら?



エンドロールがもっと長ければいいのに。
そしたら私は
いつまでも笑っていられたのに。

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2006/08/02

『2001年宇宙の旅』 スタンリー・キューブリック

2001_2 観た。
ただ 単純に、 観た。

観た、としか言えない感じ。
視覚以外の全てを奪われて、
ただ受動的に映像が脳に映る感じ。

音もあるから聴覚も残るんだろうけど、
耳というより目から脳に入る感じ。
曲もあれ以外はおよそ似つかわしくない。
最も効果的であって、
そしてそうでなければならない程の。

受動的、とは言っても
能動的なのは自分の体勢。
能動的に受動体勢をつくる。
『時計仕掛けのオレンジ』で
体を固定されて映像を観せられるような
そんな体勢を自分でつくる。
そして酷く息苦しくなる。

終わった後に
まず息苦しくて深呼吸をした。
咽喉がヒリヒリして、水を飲んだ。
五感を取り戻すのに必死なような、
とにかく「生活」をしないと、
「日常」で在ることを確認しないと、みたいな
切迫感とは違った、朦朧とした意識にも似た思考、虚無感。


あたしはずっと、
映画というものに音楽は要らないんじゃないか、と思ってた。
勿論映画音楽は素晴らしいし、好きだし、全ての映画から全ての音楽を取り払えば良い、ということとは全く違う。
ただ、極論として。
映像として、聴覚の助けを全面的に借りる必要はないんじゃないか、ということ。

例えば最高に良い肉にはソースはかけなくて良い、みたいな。
だからと言って全ての肉料理にソースが要らないワケじゃない。

そういう意味で、非常に嬉しかった。嬉しくなった。
彼の創る空間が非常に好きだ、と思った。
思った、というか、思う。
観てる間は好きだの嫌いだのの思考の余地なんて無い。

観てた? 観てたって気はしない。
居たわけでもない。
吸い込まれて、巻き込まれながら孤立して浮遊してるような、
世界に入って、でもあたしとは全く無関係に動く世界。
身を委ねる、とか 感情を依存する、とか
そういうことでもない。
あたしは有っても無くても同じような、
宇宙空間にポツンと放置されたような、
でもそれは自分の感覚的問題であって、
キューブリックが創り出したあの宇宙の中に参加していたわけではない。
感覚的に宇宙に放り出された、ってこと。


今観終わったばっかでよくまとまんないけど、
今の意識を羅列するとそんな感じ。
多分時間が経ってもうまくまとめらんないからこのままで。



それにしても、
友人と 恋人と この映画を観に行った人は
一体帰り道に何を話したのだろう?

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2006/06/25

『バグダッド・カフェ』 パーシー・アドロン

Bagdadcイイらしいってんで、ビデオで鑑賞。

色がスゴク面白くて、観ながら「やっぱりHOLGA欲しいなぁ」と思ってしまった。
繋がってんだか繋がってないんだか分からん感想だけど。

ブレンダだっけ?あの女の人。
あの人が怒って立ち去った後に必ず戻って来て一言吐き捨てて行くのが、酷くみっともなくて少し愛おしいね。
近くにいたら絶対ムカツクだけだけど。
一回立ち去って戻ってきてまた戻ってって、
また来たから「おや」とか思ったら
「言い過ぎたわ ゴメン」なんて。
ウマイね。

それにしてもブレンダの歌が普通に巧くてつまらなかった。
あの性格であの歌声かぁ。
もぅちっと破天荒な歌い方してて欲しかった。
それだけがやたら引っ掛かった。
自分勝手な好みのモンダイ。

『CALLING YOU』、しつこかった。
しつこかったけど、すごく合ってた。
醸し出すものが似てるから溶け合える感じ。
にしてもしつこかった。
観終わると絶対『CALLING YOU』が残るわ。



うーん、やっぱりHOLGA欲しいな。。。

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