2とか続編は駄作が多いって言うけど
これは良いなぁと。好きな感じ!
卒論で『悪魔のいけにえ』を研究してる人がいて
その解説とか研究とか聞いてるウチに
2も観たくなってしまって、上映会をお願いした。
で、観たんだけど、面白かったよ!
『悪魔のいけにえ』は、なんつーか、あのドライブしてた若者たちの人物関係とかそういうのが良く分からないまま進んでって
あの一家もキャラクターとして個々が成立してはいるけど、
最低限の人物像しかないっていうか、
ホントに、出来事で進められていく感じ。それこそおとぎ話のような。
桃太郎の細かい心理描写、とかじゃなくて、
家を訪ねて、殺されて、また訪ねて、襲われて、逃げて、と。
そういう、まさに展開。
それが足りないっていうんじゃなくて、
そういう性格の映画、っていうハナシ。
でも2は、もっと人間的。人物が、それぞれちゃんと出来てる。
内容も、理由とか動機とかのある展開の仕方みたいな。
思ったのは、セルフパロディー的だなぁ、ということ。
前作との共通したエピソードの演出の仕方とか、動きの特徴とか。
人物像の増長のさせ方とか。
そんでやたらコミカルな感じになってるし、派手さも増えてる。
前作で引きが多くてクールな色調だったのが
2では寄りが多くて、意図的にキレイな画になってるし。
内容的なリアルさっつーよりは画的に魅かれるのを狙ってるような。
リアルさより、画を優先したセット。ガラっと雰囲気が変わってる。
これを同じ監督がやってんのか、と思うととても面白い。
ストレッチが穴から穴に移動するシーンとかも。
あの一家の「…ん?何、今の」みたいな、あぁいう見せ方とか。
グチばっか言ってるオッサンとか。
っつーか、チリ・カレー!まずそれが笑えるんだけど。
何回も「ふっ」って笑っちゃったよ。
そういう、面白さっていう演出で2を撮ってるのが
予想してた感じと全く違ってすげぇ面白かった。
レザー・フェイスがチェーンソーでストレッチの足をなぞるシーン、
あそこで初めてレザー・フェイスの性が目を覚ますっつーか。
前作ではそういうエロっぽさが全く無くて
それがまたあの映画の性格でもあったんだろうし
そういう意味であれは衝撃の瞬間だったわ。
しかも何あの後半の!キスした!!!(爆笑)
監督やりすぎじゃねーか?と思って笑っちゃったよ。
皮かぶせて踊るとかはさ、なんか、そういう感じじゃん、キャラ的に。
でもキスはさ! あれも衝撃だわ。
ラストの画も、「それ前作のレザー・フェイスじゃん!」みたいな。
結局最後は狂気的な被害者側、みたいな。
そういうのを予感させる、前作で言うひっくり返ったアルマジロとか、
2で言う、冒頭の、逆走で爆走な車とか、
そういう逆転みたいな根本はすっごい好き。
でもやっぱり前作の、引きの多いクールな感じとか、
あのひっくり返ったアルマジロとか、
目みたいな月とか太陽とか、
ガソリンスタンドの窓拭くじいさんとか、
あたしはあぁいう細かい挿入も好きなんだよなぁ。
多分真剣に観て考えるとするなら、前作の方がやっぱり良い映画だと思う。
でも、2として観れば、すごい面白い2になってると思う。
2が単体で成立するようなノリではないけど、
続編モノとしてはすげぇ出来が良いと思うのだが。
まぁレフティの復讐に燃える熱血っぷりとか
ストレッチとLGの「愛してる」とか
それはちょっと簡単すぎないですかと思わなくもないんだけど
それはまぁこのコミカルなノリで克服しましょう。
で、友人ちゃん曰く、3もあるらしい。
すげー観たいんですけど!
もう、2でこれをしちゃったら、次一体何をするんだ、っつう。
ラスト的には十分次にひっぱれる終わりだし、
でも、どう魅せるんだ?!と。
すっごい興味ある。観たい。これは是非観たい。
レンタルにあったら借りてきて観ようかな。
こういう感じなら一人でも観れる、気が、する。。。